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プロフィール

スポーツメンタルコーチ  山﨑珠美

《資格》
▶一般社団法人日本スポーツメンタルコーチ協会認定 スポーツメンタルコーチ
▶一般社団法人日本スポーツメンタルコーチ協会認定 プロスポーツメンタルコーチ
▶ ボディーメイクインストラクター
▶ 柔道四段
柔道との出会い
幼いころからスポーツが大好きで、まず私が一番初めに出会ったのがバスケットボールでした。
一つ上の姉と一緒に夢中になりながら毎日バスケットの練習に励んでいました。
しかし、姉には何をやっても叶わず、『なにかお姉ちゃんに勝てるものがほしい!』と思った私は、ちょうどその時期にテレビでオリンピックの柔道競技を見て、『これだ!』と思い、近くの道場に通い始めたのが柔道との出会いでした。
小学生の時の柔道の試合では、一度も勝ったことがなかったのですが、柔道が好きで道場に行くことをとても楽しみにしていたのを覚えています。
中学校でも結果を残すことができなかったのですが、強い高校に行って柔道がしたいという思いがあり、県の強豪校に進むことになりました。
人生の転機
高校から本格的に柔道を始め、朝早くから夜遅くまで柔道漬けの毎日が始まりました。
練習についていくので必死だったのですが、徐々に試合でも勝てるようになってきて、どんどん柔道にのめりこんでいきました。
そして、高校3年生の時に初めて日本一になり、そこから私の人生が大きく変わることになります。
その頃から私の中で
『全力で練習したら結果を残すことができる』
『努力は裏切らない』
という思いが芽生えました。
その後も大学、実業団でも柔道漬けの毎日を送ることができ、
『日本一、世界でも活躍できる選手になる!』という思いで練習に励んでいました。
挫折
日本一を経験し、目標までもう少し・・・
しかし、大事なところでいつも負けてしまい、チャンスを逃していました。
その時くらいから自分の中で、
” 何かが違う”という感覚があったのです。
負けて思うようにいかず、思い悩む日々・・・
怪我もあり、頑張りたいと思う気持ちに身体が全くついてこない・・・
いつの日かあんなに”楽しい”と思っていた柔道が
「辛い」「苦しい」という感情に変わっていました。
ですが、
「全力で練習したら結果を残すことができる」
「努力は裏切らない」
と思っていた私は、自分の思っている気持ちに蓋をして、
ただこの思いを胸に練習し続けました。
全力で練習をしたら結果を残すことができたという経験から、そうしないと勝てないんだ。という思い込みができてしまっていたのです。
確かに、全力で練習をすることにより、よかったこともありましたが、
今思えば、「苦しい時にも無理に練習しなければ勝つことができない」という違う捉え方もしてしまっていたのだと思います。
そしてその後、原因不明の頭痛、動悸、めまい・・・。
道場に入ることも苦しくて、体調の悪い日が続きました。
柔道に集中なんてできず、身体も心も壊れていきました。
そんな時、当時所属していた時のコーチが
明らかに様子のおかしい私をみて声をかけてくれたのです。
「大丈夫?どうしたの?」
その一言で、私の中で抱えていた思いが爆発しました。
自分の中で抑えるのは限界でした。
基本的に自分の悩みは人に聞いてもらってやってきていたのですが、
本当に辛いことって言えないんです・・・。
言ったら自分に負けたような気がして、言ってはいけないとも思っていました。
その時に初めてコーチに自分の心の中で思っていることを全て話しました。
「頑張りたいけど苦しい。辛い。」
「全力で頑張れていない自分が嫌になる」
「でもここで辞めるのは嫌。」
自分の思っていることを全て話していく中で
何か心がスッキリしていくような感覚と同時に
私は柔道をやめたくないんだ。
と、自分の気持ちに気付かされました。
これが私がスポーツメンタルコーチになろうと思った理由です。
人に思っていることを話すことでこんなにスッキリするのかと自分の気持ちに驚きでした。
その後は自分のペースで自分なりの全力を出し、試合に出ることができ、コーチや仲間、たくさんの方々に支えられて、後悔なく競技生活を終えることができました。
スポーツメンタルコーチングとの出会い
引退後、人に自分の思いを話すことによってこんなにスッキリできるのかと感じた私は、人の支えになれる仕事がしたいと思い、知り合いの柔道選手の紹介でスポーツメンタルコーチという仕事があることを知り、鈴木颯人氏のもとでスポーツメンタルコーチの資格を取得しました。
「競技をしているときにスポーツメンタルコーチの存在を知っていたら・・・」
もっと早く自分の考えを変えることができていたら・・・」
アスリートの中には、自分の心に蓋をして、頑張り続けているアスリートがたくさんいると思います。
しかし、心は簡単に壊れてしまうんです。
せっかく好きで始めた競技なのに、楽しめないのはもったいないですし、好きで始めたからこそ、楽しんでほしいと思っています。
「支えてくれる人、話を聞いてくれる人が必ず自分の周りにいる」
ということを、アスリートの方々に知ってもらいたいですし
その一つの手段としてスポーツメンタルコーチがいるということを知ってもらいたいなと思います。
そして、人に頼るということが当たり前の世の中になればいいなと思っています。
支えてくださる周りの方々への感謝の気持ちを忘れず、これからもスポーツメンタルコーチとしてアスリートに寄り添っていきます!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました^^