比較ばかりしてしまう自分との向き合い方

「私なら大丈夫。」
私もそう思っていました。
しかし、現実はそんな甘くありませんでした。
周りからの期待、ライバル達が結果を残していくプレッシャー。
「強くなりたい」
そう思えば思うほど、見る場所が自分ではなく周りの人間になっていきました。
周りにしか目がいって自分らしさがなくなっていく感覚。
このような悩みを抱えているアスリートは多いのではないでしょうか。
周りと比較することは悪いこと?
他人の結果や成長ばかりに目が向いてしまい
気づけば自分自身の成長に意識が向かなくなったりします。
周りと自分を比べてしまう。
スポーツに限らず、これは誰にでもある自然な事だと思います。
他人の結果が気になって、羨ましく感じたり
思うような結果が出ない自分を「ダメな自分」だと思ってしまったり。
そうした気持ちが続くと、
本来の自分の目標から少しずつブレ始めてしまうことがあります。
「周りと比較することが悪いこと」
このように感じる方もいると思いますが、
決してそんなことはありません。
大切なのは、その比較が自分を苦しめるものではなく
自分を成長させ、自分の力と変えていけるものであること。

フィギュアスケート選手の羽生結弦選手の言葉で
有名な言葉があります。
「競ってくれるライバルがいなかったら、僕はスケートを好きではいられない。」
ライバルは自分を苦しめる存在ではなく、自分を成長させてくれる存在。
互いを尊敬しあい、認め合い、切磋琢磨できる関係こそスポーツの魅力だと思います。
比較との向き合い方
「周りと比べないようにしよう。」
「考え方や捉え方を変えてみる」
そう言われても、自分の気持ちに余裕がなかったり
頭の中が不安や焦りでいっぱいになると、
なかなかそのような考えにはなれない選手もいます。
周りを意識しないようにすればするほど
かえって意識してしまう。
それが人間の脳の自然な働きでもあります。
だからこそ、周りと比較している自分を否定するのではなく
まずは受け入れてあげる。
そのうえで、自分の強みや自分の良さを探してみてください。

「自分はどのような選手になりたいのか」
「自分の心から達成したい目標は何か」
自分の想いを明確にし、少しずつでも自分と向き合う時間を作る。
自分自身の日々の成長や変化に目を向ける。
その積み重ねが自分自身の成長につながり
やがて、結果に繋がっていくと思います。
最後に
周りと比べたっていい。
その中で1%でも「自分の目標」、「自分の想い」に寄り添うことができたら
見え方が変わってくるかもしれません。
一人でも多くのアスリートが自分らしく、心からスポーツを楽しめますように。

最後まで読んでくださりありがとうございました!
スポーツメンタルコーチ
上山珠美