目標達成後に燃え尽きていた元選手が「自分軸の目的」を取り戻すまで
目的地にたどりついた時に心にポッカリ空く穴
「目標を達成するためならどんな努力もする」
これは一見、強い意志があり、とても素晴らしいことに思えます。
しかし、その目標まで全力で駆け抜け、いざゴールにたどり着いたとき、
「これから何を、何のために頑張ればいいんだ」
「もう何も考えたくない」
そんなふうに、心にぽっかり穴が空くような感覚になってしまう選手は少なくありません。

競技をする中で、自分なりに目標を設定し、それに向かって努力している選手は多いと思います。
一方で、目標を追いかけている理由を聞くと、
「監督に言われたから」「チーム目標がそうだから」「周りのみんなのために頑張りたいから」
このように、知らず知らずのうちに目標が「他人軸」となっていることもあります。
もちろん、誰かの期待に応えたい、チームのみんなのために頑張りたい、という気持ちが決して悪いというわけではありません。
ただ、頑張ることの理由がそれだけになってしまうと、結果によって気持ちが大きく左右されてしまったり、目標を達成した瞬間に「次は何を目指せばいいのかわからない」という状態に陥ってしまうことがあります。
それは、「目標を達成すること」そのものがゴールとなってしまっているからかもしれません。
だからこそ、目標を決める時にはその先にある「目的」を明確にすることが大切です。
「その目標を達成したいのはどうしてなのか?」
「その目標を達成することで自分はどうなれるのか?」
目標には、その目標を目指す理由があるはずです。
大切なのは、自分自身が決めた、「心から達成したい」と思う目標を持つこと。
そして、その目標の先にある「自分はどうなりたいのか」という目的まで見つめることが大切です。
サポートさせていただいた方の話
ここで、実際にサポートさせていただいていた元選手の事例を紹介します。
目標までは頑張れるのに、長期的に叶えたい目標がなく、定めた目標が達成したら毎回「燃え尽き症候群」のようになる。
そんな悩みを抱えて、メンタルコーチングを受けてくださいました。

お話を聞いていく中で見えてきたのが、「他人軸」で頑張っているということでした。
「周りのために頑張りたい」
「期待にこたえたい」
そんな想いが強く、自分自身が本当はどうなりたいのか、何を達成したいのか、という部分がいつの間にか後回しになってしまっていたのです。
そこで、「本当は、自分はどうなりたいですか?」という問いを通して
自分自身と向き合ってもらいました。
すると、「他人のために頑張る」という考えから「自分はどうしたいのか」という「自分軸」へと意識が変わっていきました。
そして、「自分あっての他人なんだ」ということに気づき、
これまで無意識に「他人軸」で頑張っていたことに気づいたそうです。
そこからさらに、自分自身はどんなことを達成したいのか、どんな人生を歩みたいのか。
一つひとつ、自分の内側にある想いと向き合っていきました。
すると、これまで自分でも気づいていなかった想いや「こんな自分になりたい」という自分自身の姿が少しずつ見えてきました。
実際にメンタルコーチングを受けてみて、
叶えたい目標は自分の内側から育てていくものなんだと理解できた。
だから、本当の意味でなりたい自分、叶えたい人生の目的が見つかりメンタルが安定するようになった。
そして、結果にも繋がっていった。
このような声もいただきました。

「他人軸」から「自分軸」へ。
自分の本当の気持ち、想いを大切にすることにより、もっと周りのために頑張れるようになったそうです。
「周りのために頑張ること」が決して悪いと言ってるわけではありません。
チームのために頑張りたい。
仲間のために力を尽くしたい。
応援してくれる人の期待に応えたい。
そういった気持ちは、アスリートにとって大きな力となります。
ただ、その根底に「自分はどうしたいのか」「自分はどうなりたいのか」という自分自身の想いがあることが大切です!
結果に相応しいメンタルを手に入れる
自分自身の本当の想いに気づき、「自分はどうなりたいのか」という目的が明確になる。
それは、目標に向かっていくための大きな土台となります。
しかし、ここでもう一つ大切なことがあります。
それは、「その目標を達成するために自分にはどんなメンタルが必要なのか?」ということです。
どんな素晴らしい目標でも、「心」の準備ができていなかったら、途中で不安になってしまったり、苦しい場面で自分を見失ってしまうことがあります。
だからこそ、
「その目標を達成している自分はどのような自分なのか?」
「その結果に相応しい自分になるためには、どんなメンタルが必要なのか?」
というところまで考えていくことが大切です。

目標はただ設定するだけではなく、その目標を達成する自分に近づくために、行動だけではなく、考え方や心の状態、内側の部分を少しずつ変えていく。
これが私がコーチングをする上で、一番大切にしている「結果に相応しいメンタルを手に入れる」ということです。
最後に
ここまで、実際にサポートさせていただいた選手の事例を含めた、目標設定やその目標に相応しいメンタルについてのお話をしてきました。
目標を達成するためには、ただ努力を続けるだけではなく
「自分は何を目指しているのか?」
「どうしてこの目標を達成したいのか?」
「その目標を達成する自分は、どんな自分なのか?」
こうしたことを、日々自分自身と向き合っていくことが大切です。
そして、ここの根っこにあるものが「自分の本当の想い」です。
でも、この部分って意外と見えていなかったりするんです。
もし今、
「どうなりたいのかわからない」
「目標を達成しても、次何を見坐せばいいのかわからない」
「気持ちがモヤモヤする」
そんなふうに感じているのなら、一度立ち止まって自分自身と向き合ってみてください。
その一つのきっかけとして、一度体験コーチング受けてみてください^^
あなた自身も気づいていない「本当の想い」が見つかるかもしれません。
アスリートが心からスポーツを楽しめますように!

最後まで見てくださりありがとうございました!
スポーツメンタルコーチ
上山珠美