「ぽきっ」と心の中で何かが壊れた瞬間
一人で頑張り続けているアスリートへ
「ぽきっ」と心の中で何かが壊れた瞬間
今日は少しだけ私の話をしようと思います。
柔道で勝つために。
毎日競技と向き合い続けた。
苦しい稽古やトレーニングにも耐え努力を積み重ねてきた。
全ては、自分の目標を達成するために。
「もっと強くなりたい」
「結果を出したい」
そう思いながら、毎日過ごしていました。
ある日、『ぽきっ』と心の中で何かが壊れた瞬間がありました。
その瞬間、何を目指しているのかわからなくなってしまった。
何もかもどうでもよくなってしまった。

結果が出なかったことよりも、
頑張らないといけないことはわかっているけど
どうしても気持ちが追いついていない自分。
「私はもうダメなんだ」と諦めている自分。
全力で競技と向き合えていない自分。
そんな自分がいることに気づいて悔しくて、腹が立って、情けなくて。
「どうして、こんな自分になってしまったのだろう」
そう思っても、どうすることもできませんでした。
心と身体はつながっている
心と身体はやっぱり繋がっている。
心が疲れていると、それは少しずつ競技にも影響してきました。
投げやりになっている自分。
競技を心から楽しめていない自分。
誰に何を言われたわけでもないのに、
競技をやらされているように感じる自分。
負の連鎖とは、このようなことなのかもしれない。
人の心は気づかないうちに疲れてしまう。
そんな時に話を聞いてくれたコーチ。
何も言わずに、ただ横で一緒にいてくれた仲間たち。
「一人じゃないんだ」
と、人の温かさを改めて感じました。
小さな幸せと命のありがたさ。
そして、この経験からいろんなことを感じました。
私を助けてくれる方たちがいるということ。
柔道ができる身体があるということ。
私の周りには幸せがたくさんあるということ。
当たり前だと思っていた毎日も、決して当たり前ではない。
競技をしていた時に、
スポーツメンタルコーチの存在を知っていたら。
そう思います。
まだまだ、一人で乗り越えようと頑張っているアスリートは多いと思います。
だからこそ、一人で抱え込まなくてもいい
ということを知ってほしいです。
気持ちが楽になり、心から競技を楽しめるアスリートが
一人でも増えていきますように。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
スポーツメンタルコーチ
上山珠美