走り続ける心の痛み

理由ははっきりしないけど、どこかモヤモヤしたまま日々を過ごしている。
それでも立ち止まることができず、今日も走り続けている
このように思いながら競技と向き合っているアスリートも多いのではないでしょうか。
止まれない理由
『期待にこたえなければいけない』
『ここで止まったらすべてが無駄になってしまう気がする』と止まる事への恐怖。
この他にも一人ひとり止まることができない理由は様々です。
もし、ここで止まったらどうなってしまうのだろう・・
今まで積み上げてきたものはどうなる?自分のやる気すらなくなってしまうのでは?
このように、心は休みたいと思っているのに、休めることができない方はたくさんいると思います。
心の痛みには休養のサインがなく頑張りすぎてしまう選手が多い。
もうひと頑張り。ここを乗り越えたら・・
こんな事を考えながら走り続け、気づいたら心がボロボロになっていることも。
期待に応えられない焦りや、周りと比べて苦しくなったり、そんな自分が嫌になる。
それらが毎日自分の心を削っていくのです。

走り続けることが強さなのか?
そもそも、止まることなく走り続ける事っていいことなのでしょうか?
走り続けることがいいこととなる場合、
・目的が明確で自分の心から達成したいものに進めている
・誰かに言われたことではなく自分の意志で進んでいる
・ワクワクしている
これらは、『進みたい』という強い思いがあるため、走り続けることが力となります。
一方、
・止まることが怖くて走り続けている
・進む方向が決まってないけどただ走り続ける
・『休むこと(止まる事)』=悪いことだと思っている
これらが原因で走り続けている方は、どこかで気持ちが続かなくなってしまうこともあるかもしれません。
「走り続けているけどなんかモヤモヤする」
心が自分自身にメッセージを送っているんです。
このメッセージを受け取ってあげられるのか、ここがすごく重要だと思います。
がむしゃらに走り続けた、過去の私の話をします。
現役中、与えられた練習はそれ以上の努力をしようと常に自分を追い込んできました。
ある日、私の練習を見ていた恩師に言われた言葉。
『練習は毎日一生懸命頑張っている。でも、強くなっているのか?実力がついてきていない。』
本当に悔しかったです。ただ、先生の言っていることはその通りでした。
自分の中でも気づいていたんです。
毎日妥協せず頑張り続けているけど、全然強くなっている気がしない。
自分が何をしたいのか、どこに向かっているのか、わかっていない状態で、ひたすら前に進もうとしていたんだと思います。
ただその時の私は、それしか方法を知らなかった。
がむしゃらに走り続けることでしか自分は強くなれないと思っていました。

前に進んでいるけど、なんかモヤモヤする。
これは、車で例えると【前に進みたいアクセル】と同時に、【止まりたいと思っているブレーキ】を一緒に踏んでしまっている状態。
このブレーキの部分がモヤモヤしているものになります。
進みたいとアクセルを踏んでいるのに対し、無意識に自分にブレーキをかけているんです。
立ち止まった時にすること
まずは、進んでいるけど何かが違うな・・
これに気づくことが大事です。心からのメッセージを聞いてあげてください。
そのブレーキを踏んでいるものが何なのかがわからないと、その時は乗り越えれられるかもしれないが、再び同じモヤモヤとして自分の行動に制限をかけてきます。
・気持ちが追いつかないと思っているのはどうして?
・どうして走り続けているのだろう?どこに向かって走っている?
そのモヤモヤしているものが何者なのかを自分自身が理解すること。
それから、自分の心から達成したい目標、自分の目指しているものを再確認すること。
辛いこと、苦しいことがあるとどうしてもそっちの方に意識が向いてしまいます。
そのような時こそ、自分を見つめ直す時間が大切です。
走るにも止まるにも必ず理由があります。
それを理解し、今の自分にとって本当に必要な事は何かを考えてみましょう。
一人で考えることが難しかったら一度体験コーチングを受けてみてください!
たくさんの気づきがあると思います^^
終わりに
ここまで、走り続けているアスリートに向けて書いてきましたが、これが正解!ということはありません。
走り続けたっていいし、止まったっていい。
大事なことは、自分の目標に向かって何を選択するべきなのか。
本人が選択し、進んでいく。これが正解だと思います。
このブログでは、走るか止まるかの二択で書いていますが『歩く』ことだってできます。
走るスピードだって人それぞれ。
自分のペースで自分の道を進んでいってほしいと思います。
“ 答えは自分の心の中にある ”
走り続けている、頑張っている自分に拍手を!
アスリートが「心からスポーツが楽しめる」世の中になりますように。
最後まで読んでくれてありがとうございました!

スポーツメンタルコーチ
上山珠美